proxy認証のある環境下でpip installをする方法
windows上でpythonモジュールをインストールする場合、何も考えなければ『pip install』を使うのが一番楽だと思います。ただ、社内ネットワーク等で認証エラーの壁に阻まれる環境下の方もいるかと思います。自分もプロキシーに阻まれて、モジュールのインストールがとても大変でした。
このプロキシー認証がある場合は、『--proxy』オプションを使用することによって解決できます。
numpyをインストールする場合を考えます。
通常ですと、
pip install numpy
とコマンドラインに入力することになると思いますが、
プロキシー認証下でインストールする場合は、
pip install numpy --proxy=http://userName:password@abc.proxy.co.jp:8080
または、
pip install --proxy=http://userName:password@abc.proxy.co.jp:8080 numpy
ここで、
userNameは認証ID
passwordは認証パスワード
abc.proxy.co.jpはプロキシーのアドレス
8080はポートの番号
ただし、上記を見ればお分かりかと思いますが、--proxy=以降はURLなので特殊文字@や#などはエンコードする必要があります。たとえば、@は%40で、#は%23となります。その他特殊文字は『URL エンコード』等で検索してみると、変換サイトが見つかると思うので、そこで所望の文字をエンコードしてください。
これを踏まえて、userNameがuser@Name、パスワードがpass#wordの場合を考えてみると、
pip install --proxy=http://user%40name:pass%23word@abc.proxy.co.jp:8080 numpy
となり、無事pip install出来るようになったと思います。